「ナナメの夕暮れ」を読んだ感想 | 生き辛さを感じる人に勧めたい【オードリー若林正恭】

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お笑いコンビオードリーの若林正恭さんが執筆したエッセイ集「ナナメの夕暮れ」を読みました。


私はオードリーのオールナイトニッポンを毎週聴いていて、若林さんのことをもっと知りたいと思って買いました。

(ラジオは土曜の25時からニッポン放送で聴けます。)


買ったはいいものの、読む時間をなかなか作れずに今さらのレビューになります。


本の感想を書くのは初めてなので拙い表現も多いですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。


「ナナメの夕暮れ」


お笑いコンビオードリーの若林さんが書いたエッセイ集で10万部を超えるヒット作。

雑誌「ダ・ヴィンチ」で2015年8月から2018年4月まで連載されたものと、この書籍用に書き足した物で構成されています。


「20代から30代はナナメ(斜)に構えていたけれど、そんな青春が終わっていく感じが夕暮れを思わせた」とのことで「ナナメの夕暮れ」というタイトルが付けられたそうです。


世の中に対する違和感・生き辛さ・葛藤など、若林さんの中で渦巻くモヤモヤのディープな部分にまで踏み込んで書いてくれているのがこの本です。


ラジオのトークで聞いた事のある話も深掘りされていたりします。


子供の頃・学生の頃・売れない芸人時代・売れてから現在まで。


何もかも赤裸々に書かれています。



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自分探しの終わり


第一ボタンを何の疑問も持たずにしめられる人は、きっと何の疑問ももたずに生きていける。

だけど、疑問を持ってしまう人は「自分探し」と「社会探し」をしなければ「生き辛さ」は死ぬまで解消されない。


これは若林さんが学生の頃に学ランの第一ボタンを閉めるとカラー(首元)が当たって気になって仕方がないエピソードの中での一部です。


なぜ、暑い時にも第一ボタンを閉めなきゃいけないのか。

なぜ、こんなに苦しいのに暖かさを確保する以外の理由でボタンを閉めなきゃいけなのか。

みんなは平気なの?

それとも平気になったの?




自分が今の仕事をする理由




そんな若林さんにも変化が起き、考えや生き方が大きく変化している様子が分かります。

世の中に対する違和感に苦しみ、ポジティブに憧れるけど自分はなれなくて、自分探しを始めたが揶揄され、何度も咀嚼し、もがき苦しんだ若林さんが辿り着いた先は。


自意識過剰で、不器用で、熱い男だと思いました。


誰のために何でこの仕事をしているのか分からなかった若林さん。

1章の最後ではその答えを導き出します。

ファンへの感謝で締めくくられていました。

思わず目頭が熱くなりました。


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生き方の変化「内から外へ」



ナナメに生きていたらあっという間に人生は終わってしまう。


父親の死をきっかけにナナメをやめないとと考えるようになり、若林さんは内(自意識)から外を意識して生きるようになります。



「恥ずかしくてスタバで”グランデ”と頼めない」

「インスタ映えなんて」

「ハロウィンなんて」


「ゴルフに興じるおっさんはクソ」

「告白するなんて」

「文化祭の舞台ではしゃいでるやつを上から眺めてた」


以前の若林さんは斜に構えて見下すことで自己防衛をしていた。


今の若林さんは違うなと感じます。


生きることが全然楽しくなかった若林さんもゴルフにハマり、今では結婚もされています。



“ナナメの殺し方”という項目が特に印象的で特に共感できる部分でした。


ナナメに生きている多くの人を思わずハッとさせ、カタルシスに導く部分だと思います。


詳しい内容は本を買って読んで欲しいです。

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私の知るある人が言っていました。

お金を稼ぐことを悪とする人がいる。

「金を稼ぎやがって!」と思っている人はお金を稼げない。

なぜなら、自分がお金を稼ぐことを否定をしてしまっているから。

自分が何かに挑戦をしようと思った時に何も身動きが取れなくなる。

だから、やめたほうがいい。


内容こそ違うものの、“ナナメの殺し方”という項目ではそれに似たようなことが書いてあります。


批判を他人に投げつけると時間差はあってもブーメランとなって自分の元へ必ず返ってくる。


他人を批判しながら自分の首を絞める。


自分自身の可能性を狭めてしまう。


若林さんはターンテーブルを買ったらしいです。


彼を批判する者は彼の世界に誰もいなかった。


こんな人にオススメ



ネガティブ

自意識過剰


自分は他人とは何かが違う気がする

世の中に違和感を感じる

生き辛さを感じている

何をどうしたらいいか分からないし

何をどうしたいのかも分からない



そんな人にぜひ読んで欲しい共感と救いを与えてくれる1冊です。


ファンであれば絶対に読むべきだと思いますし、ファンでない方にも勧めたいです。




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